鳥類保護連盟が視察 中島 虫ケ峰周辺の風車予定地

2020年8月31日 05時00分 (8月31日 10時34分更新)
多数の整備計画が出ている風力発電の予定地を視察する日本鳥類保護連盟県支部のメンバー=七尾市中島町で

多数の整備計画が出ている風力発電の予定地を視察する日本鳥類保護連盟県支部のメンバー=七尾市中島町で

  • 多数の整備計画が出ている風力発電の予定地を視察する日本鳥類保護連盟県支部のメンバー=七尾市中島町で
 能登で現状の二倍余りの風力発電の整備計画が出ていることを巡り、日本鳥類保護連盟県支部が三十日、七尾市中島町の虫ケ峰周辺で、風車が既に整備され今後の予定地でもある山間部を視察した。参加者六人が計画は鳥類などへの影響が大きいとして、県や事業者に環境への配慮を要望していく方針を確認した。
 周辺に点在する風力発電を見て回り、近くで羽が回転するときの音も体感した。林哲支部長(72)は「整備が予定されているのは、絶滅の恐れのある鳥類の繁殖地で渡り鳥の飛行ルートとも重なり、生態への影響を与える」と懸念する。
 視察後、中島地区コミュニティセンター釶打(なたうち)分館で勉強会を開催。中島町在住のメンバーは整備計画の概要を示す配慮書の縦覧(公開)が地元で知られていないことを説明し、地元住民への情報発信の必要性を指摘した。
 同支部は七月、県や事業者に鳥類への影響を懸念し事業の再検討を求める要望書を提出している。林支部長は「能登は建設ラッシュ。自分たちも影響を詳しく調べたい。県には鳥類などの保護のため、開発の規制ができるような条例の改正を考えてほしい」と話した。(中川紘希)

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