「AI検地」で負担軽減 裾野市が実証実験

2020年8月31日 05時00分 (8月31日 05時00分更新) 会員限定
耕作放棄地を地図上に赤色で示した「ACTABA」=SAgri提供

耕作放棄地を地図上に赤色で示した「ACTABA」=SAgri提供

  • 耕作放棄地を地図上に赤色で示した「ACTABA」=SAgri提供

◆農地荒れ具合 衛星写真から判定

 裾野市は、人工知能(AI)が衛星写真から農地の荒れ具合を自動判定するアプリを活用した実証実験を今月中旬から始めた。毎年一回、農業委員が各農地を回って耕作放棄地かどうかを目視で点検する調査があり、こうした昔ながらの作業にデジタル技術を取り入れ、時間と労力の削減を図る。 (佐野周平)
 アプリは、兵庫県のベンチャー企業「SAgri」が昨年度に開発した「ACTABA(アクタバ)」。衛星写真から取得した波長データを基に、AIが農地の荒れ具合を判定。耕作放棄地と思われる場所を、地図上に赤く表示する。農地ごとに荒れ具合を数値化し、数値が上がるほど赤色が濃くなる。同社によると、自治体がこのアプリで実証実験するのは、全国で二カ所目。
 茨城県つくば市で行った最初の実証実験では、判定精度が九割を超えたという。AIが学習することにより、使うほど精度が上がるという。同社担当者は「まだ開発途上の分野。需要は十分あると思う」と語る。
 市によると、農業委員による毎年一回の調査は、マンパワーの問題もあり、全ての農地を点検するのは難しい。昨年の調査で耕作放棄地だった農地や、耕作者が変わっ...

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