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池江璃花子「第2の水泳人生の始まりかな」1年7カ月ぶりにレース復帰 プールサイドで感極まり涙

2020年8月30日 06時00分

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レースを終え、リモートでの会見に応じる池江璃花子(代表撮影)

レースを終え、リモートでの会見に応じる池江璃花子(代表撮影)

  • レースを終え、リモートでの会見に応じる池江璃花子(代表撮影)
  • 女子50メートル自由形決勝 レース後に感極まる池江璃花子(代表撮影)

◇29日 競泳・東京都特別大会第1日 女子50メートル自由形

 白血病で長期療養していた競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が29日、東京都特別大会第1日の女子50メートル自由形で1年7カ月ぶりにレース復帰し、26秒32で5位となった。自身が持つ日本記録の24秒21には2秒ほど及ばなかったものの、レース後にはプールサイドで涙ぐむなど感慨深かった様子。今後に向け「本当に楽しんで泳ぐことができた。第2の水泳人生の始まりかな」と前向きに語った。
 立ちたくても立てなかったスタート台を前に、池江は気持ちを静めるかのようにゴーグルを慎重に直した。スタートこそ「脚力が戻っていない」と出遅れたが、大きなストロークでトップに立ってゴール。「組で1番になれるとは思わなかった。自分のことだけど感動した」。無観客で粛々と進む大会が、この時ばかりは関係者から拍手がわいた。
 約10カ月間の入院生活を経て、プールでの練習を再開したのは3月だった。にもかかわらず、指導する西崎勇コーチが「泳ぎだしから10メートル見ただけで『もうこんなに体を浮かすことができるのか』と驚いた。水泳の感覚は天性のもの」と目を丸くするほどだった。ブランクがあっても衰えぬ水泳センス。体力、筋力を少しずつ戻していけば…。希望が見えた。
 現在も体調管理には細心の注意を払っている。練習は週4日に抑えているが、体重は3月から3キロ増えた。「今、全力でタイムを出すのではなく、(2024年の)パリ五輪に向けて徐々に体を戻していく。それがモチベーションです」と池江。過酷すぎる運命を受け入れ、20歳が第2章を歩み始めた。
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