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J1川崎・中村憲剛「等々力に神様がいたな」10カ月ぶり復帰戦で魅せた芸術的ループ弾

2020年8月29日 22時42分

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後半、チーム4点目のゴールを決め、「ゲッツ」ポーズを披露する川崎の中村

後半、チーム4点目のゴールを決め、「ゲッツ」ポーズを披露する川崎の中村

◇29日 J1第13節 川崎5-0清水(等々力陸上競技場)


 やっぱり役者が違う。ホームの等々力陸上競技場で復帰即弾。川崎の39歳ベテラン、MF中村憲剛が約10カ月ぶりの出場でいきなりゴールを決めた。
 「ケガなく無事に終わることだけを考えていた。等々力に神様がいたな」。後半40分、敵陣ペナルティーエリアで清水DF岡崎のパスミスを途中投入された中村だけが狙っていた。「GKが出ている。ループしかない」。左足で優しく、フワリと浮かせた。球はイメージ通りの弧を描き、ネットに吸い込まれる。拍手が鳴りやまない中、この日、始球式に訪れたお笑いタレント、ダンディ坂野のギャグ「ゲッツ!!」も披露。昨年10月の湘南戦以来となる芸術的な“祝砲”だった。
 昨年11月2日の広島戦で左膝に重傷を負った。前十字靱帯(じんたい)と外側半月板の損傷で全治7カ月。リハビリ中に強い痛みが出た3月は新型コロナウイルスの影響による自粛期間と重なり、「唯一の足踏み。先が見えず、きつかった」。それでも、折れそうになる心と体を突き動かしたのはファンへの思いだった。
 「待ち望んでくれた全ての人に、自分がサッカーをする姿を絶対に見せたかった」5発圧勝。首位の川崎に頼れる男が帰ってきた。

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