「ものが違う…」福岡大大濠・山下舜平大投手の“異次元軌道”キャッチボールに中日スカウト大興奮「高校生NO.1」

2020年8月29日 18時47分

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キャッチボールで調整する福岡大大濠・山下

キャッチボールで調整する福岡大大濠・山下

  • キャッチボールで調整する福岡大大濠・山下

◇29日 「プロ志望高校生合同練習会」(甲子園)


 プロ野球を目指す高校3年生を対象とした「プロ志望高校生合同練習会」が29日、西日本会場の甲子園球場で始まり、12球団のスカウトが大挙詰め掛ける中、77人の選手が参加した。今秋ドラフト1位候補に挙がる福岡大大濠の山下舜平大(しゅんぺいた)投手は、キャッチボールを披露したのみだったが、中日スカウト陣は大絶賛した。
 キャッチボールを見ただけで、中日スカウト陣が色めき立つ。山下が外野の左翼側から中堅方向へ向かって投げたボールが低く、浮き上がるように相手のグラブに突き刺さる。「左翼→中堅」方向は通常なら甲子園特有の浜風に押され、球が落ちていくはず。だが、山下のボールが描く軌道は、全くの別物だった。
 米村チーフスカウトは「見ましたか? あのキャッチボールを。あれを見ただけで十分でしょう。ものが違う。ストレートは高校生ではナンバーワンでしょう」と興奮気味にまくしたてた。
 この日のグラウンドでの練習メニューは、フリー打撃とシートノックだけ。そのため、山下はキャッチボールを終えると、室内へ移動した。結果的に山下がお披露目したのはキャッチボールのみとなったが、それだけでも、スカウトをうならせる能力の一端を見せた。
 189センチ、93キロの大型右腕。潜在能力の高さは注目されていたものの、昨秋までは全国的に知られた存在ではなかった。
 その名前が一気に知れ渡ったのが、6月にあった西日本短大付(福岡)との練習試合。今年最初の対外試合で、自己最速を7キロも更新する153キロをマーク。福岡県の独自大会でも直球とカーブのみで、福岡地区決勝まで勝ち上がった。独自大会のほぼ全試合を視察した九州担当の三瀬スカウトは「評価が上がることはもうない。すでに、これ以上はないくらいの最大級の評価をしていますから」と大絶賛する。
 この日、山下の取材対応はなかったが、30日はシート打撃に登板予定。米村チーフは「明日が楽しみで仕方ない」とうきうきした様子で甲子園を後にした。その剛球が、チームでは出場できなかった甲子園でベールを脱ぐ。

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