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プロ注目左腕の中京大・山本「正直しんどかった」嫌な記憶も熱投で振り払った!うれしいリーグ戦初完投

2020年8月29日 15時18分

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力投する中京大・山本一輝

力投する中京大・山本一輝

◇29日 愛知大学野球秋季リーグ戦 愛院大3―6中京大

 2年連続で秋季リーグの優勝を目指す中京大のプロ注目左腕・山本一輝(いつき)投手(4年)がリーグ戦初完投の好投を見せた。
 最後の打者を三飛に打ち取った瞬間、マウンド上で小さくほえた。「長いイニングは初めてだったので、正直しんどかったです。でも勝てる投球ができて良かった」。9回3失点(自責点2)4奪三振。オープン戦を含めて大学では初完投を果たした左腕は、ほっとした表情で116球の熱投を振り返った。
 初回、いきなり連打を浴びて無死一、三塁のピンチ。それでも「特に焦ることはなかった」と次打者を二ゴロ併殺打に打ち取り、最少失点で切り抜けた。3回には打球が左足のくるぶし付近に当たったが続投し、5回までは3者凡退を続けた。
 9回は長打を浴び、味方の2失策も絡み2失点。「味方のミスをカバーするぐらいの気持ちだったけど、決め球を思ったところに投げ込めなかった」。愛院大は昨春のリーグ戦で、最終回に別の投手が6点差をひっくり返された相手。嫌な記憶がよみがえりかけたが、なんとかしのぎきった。
 東郷高時代はほとんど無名。進学後、2年春の全国大会で好投し、一気に名を広めた。最後の学年で春季リーグが中止となったが、2カ月の自粛期間で体重を6キロ増量。自粛明けに最速147キロを計測し、この日も最速144キロの速球を軸に試合をつくった。
 ヤクルト・橿渕聡スカウトは「角度のある球でカットボールのキレもある。立ち上がりに点をとられはしたが、その後は自分自身をコントロールできていたところも良い」と評価した。
 「初めての完投は自信になった。次からも勝つことにこだわって、最後にタイトルをとりたい」と山本。目標のプロ入りに向け、一歩ずつ階段を上がっていく。

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