ドラフト注目のOB栗林超え目指す!名城大・エース二宮「目標は5試合連続完封&完全試合」

2020年8月29日 13時42分

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秋季リーグ前の練習試合で力投する二宮衣沙貴

秋季リーグ前の練習試合で力投する二宮衣沙貴

  • 秋季リーグ前の練習試合で力投する二宮衣沙貴
 愛知大学野球秋季リーグ戦(中日スポーツ後援)が29日、開幕する。新型コロナウイルスの影響で春季リーグが史上初の中止となり、4年生にとっては2020年最初で最後のリーグ戦。2年ぶりの優勝を目指す1部の名城大はエース右腕・二宮衣沙貴投手(4年)が、3年前の秋にノーヒットノーランを達成したOBで今秋ドラフト候補の栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=超えを目指す。「目標は5試合連続完封と完全試合」。持ち前の強気な投球で秋の頂点まで駆け上がる。
 開幕直前に関西六大学野球の強豪・大商大戦に先発した二宮は、2イニング無失点3奪三振。185センチから投げ下ろす速球の最速表示は142キロ。1週前に出した自己最速148キロには届かなかったが、順調な調整ぶりを披露した。
 今季に懸ける思いはチーム内でも人一倍強い。昨秋は開幕から2試合連続完封するも、3試合目で肩を故障。シーズン通して活躍できなかったことを悔やみ、万全の態勢で最後の春に臨むはずだった。しかし春季リーグは中止。成長を確かめる場を失い、部活も約2カ月間の休止となった。
 それでも「少しがっかりしたが、目指すのはNPB。この期間をプラスに変えられるのは自分次第だと思った」と切り替え、自主練に励んだ。
 目指したのは球威を高めるための体重増加。それまで78キロと細身だったが、1日5食の食事と毎日3~5セットの体幹トレーニングを自らに課し、体重は85キロに増加。「細いと言われるのが嫌だった。もう細身とは言わせません」と笑いつつ「リーグ前にようやく自分の体重を扱えるようになった」と手応えを語る。
 目標とする5試合連続完封は、1963年に記録されたシーズン最多完封と並ぶ。完全試合も65年に記録されて以来、達成者はいない。どちらも成し遂げれば50年以上ぶりの歴史的偉業だ。
 プロ注目の先輩と比較されることも多いが「目標を作るとそこで終わってしまう。負けん気が強いんで、何かで超えたい気持ちしかない」。そんな強気な姿勢に中日で投手として活躍した山内壮馬コーチ(35)は「打者に立ち向かっていく気持ちの強さは、投手にとって一番大切な部分。完成度が高く期待しています」と太鼓判を押す。
 9月1日に解禁となるプロ志望届は「早い方が注目されますよね」と提出する意向だ。夢のプロ野球選手に向け、まずは目の前の打者を強気でねじ伏せる。
 ▼二宮衣沙貴(にのみや・いさき)1998(平成10)年10月2日生まれ、名古屋市守山区出身の21歳。185センチ、85キロ、右投げ右打ち。苗代小1年で野球を始め、守山東中3年時には名古屋選抜として全国大会に出場。享栄では2年夏からベンチ入り。名城大では1年春から登板。2年秋には腰痛で登板機会がなかったが、3年春からエースとして活躍。

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