本文へ移動

頼れる、キツネの親分 小牧山の「吉五郎伝説」

2020年8月29日 05時00分 (8月29日 16時05分更新)
吉五郎をまつった小牧山稲荷神社=小牧市の小牧山で

吉五郎をまつった小牧山稲荷神社=小牧市の小牧山で

 小牧市最大のイベント「小牧市民まつり」では、キツネがマスコットになっています。キツネの親分「吉五郎」が小牧山にいたという伝説が由来だそう。毎年園児も関わるまつりなので、詳しい内容を調べてみてください。(山北保育園・職員一同)
 小牧山の伝説に詳しい人は誰だろう−。まず頭に浮かんだのは、小牧山の発掘調査を担当する考古学専門員の小野友記子さん。話を聞くと「知ってますよ」と資料を引っ張り出して教えてくれた。
 いわく、吉五郎は尾張一円をおさめたキツネの大親分。四天王と呼ばれる四匹のキツネを従え、その子分たちも含めて四百匹ほどの頂点に君臨していた。子ども思いの一面もあり、川でおぼれていた子ギツネを助けた農家の家に美人に化けてお礼をしにいったり、キツネ取りの名人を役人に化けて脅したりした伝説が残っている。
 資料によると、伝説の発祥は江戸時代前期の寛永年間(一六二四〜四四年)。小牧に住んでいた津田房勝という尾張藩士が書いた「正事記」に、初めて吉五郎が登場するとある。この本の現物が名古屋市東区の蓬左文庫に所蔵されていたので、訪ねてみた。
 現物のコピーを借りて開くと、くねくねした当時の草書体で書かれてい...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧