来夏開催へ協力確認 森氏とIOC会長、電話会談

2020年8月29日 08時06分 (8月29日 09時10分更新)
 安倍晋三首相の辞意表明を受け、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は28日、IOCのバッハ会長と電話会談し、来夏の開催に向けて引き続き日本側とIOCで協力し、準備を進める方針を確認した。組織委幹部が明らかにした。
 バッハ氏から急きょ会談の要請があった。森氏は、首相が28日の記者会見で大会について「しっかりと準備を進め、開催国としての責任を果たしていかなければならないと思っている」と発言したことなどを伝達。バッハ氏は安心した様子だったという。
 首相は2013年に東京開催が決まった五輪の招致活動から関わり、新型コロナウイルスの感染が広がった今年3月には1年程度の延期を提案するなど節目で存在感を発揮。開催準備で強固に連携してきた森氏は「来年の大会実施に向けてコロナ対策をはじめ全面的なご支援をいただいてまいりました。総理を退かれても引き続きご支援をお願いするとともに、回復を祈念申し上げます」とのコメントを出した。
 新型コロナで来夏の開催に不透明感も残るが、組織委の遠藤利明副会長は取材に「五輪については心配していない」と首相の辞任が開催可否判断に与える影響を否定。別の幹部も「後継の首相にも、当然開催に向けてやっていただけると期待している」と語った。

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