リニア着工 JR東海・金子社長一問一答

2020年8月28日 05時00分 (8月28日 05時03分更新)
記者会見するJR東海の金子慎社長=東京都千代田区で

記者会見するJR東海の金子慎社長=東京都千代田区で

  • 記者会見するJR東海の金子慎社長=東京都千代田区で
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、東京都内で二十七日にあったJR東海・金子慎社長の定例会見で、報道陣との主なやりとりは次の通り。
 −国土交通省の有識者会議で、新たなデータや資料を提出するように求められている。議論の長期化も予想される
 議論すべき内容がたくさんある。こんな資料はないか、こういった考え方は示せないかという指示や意見に、でき得る限り対応していきたい。議論はある程度時間がかかるので、必要な時間と考えている。
 −県はJRの水収支解析に懐疑的。新たな手法で解析する考えはあるか
 私たちの解析の方法や説明の内容は、有識者会議の中で議論している。どこまで読み取れて、何が読み取りにくいのかも含めて、専門家の方々が議論している。その中で解決してもらいたいと思っている。
 −有識者会議で、水収支解析を変えた方がいいとなれば、変える可能性があるということか
 私たちの解析が間違っているということではなくて、解析には目的や性格がある。何を読み取って、何が読み取れないのか。いずれにしても有識者会議の中で、方向性を議論していただきたい。
 −前回の会見で、国交省・有識者会議で何らかの結論が出れば、県が「一から議論することはないだろう」と述べた。今も同じ考えか
 有識者会議には県の専門部会(県・有識者会議)から二人の委員が参加している。有識者会議の意見をとりまとめるプロセスを通じて、専門部会と有識者会議の差が詰まっていくと期待している。
 −生態系への影響をどう認識しているか
 これも有識者会議で議論することによって、地元の心配は解消されていくと思っている。
 −環境省への工事の許可を求める申請など、法的な手続きが進んでいない
 質問した内容を正確にお答えできないが、必要なことはやっていく。
 −部分開業やルートの見直しはあり得るか
 リニアは東海道新幹線のバイパス的な意味があり、大きな経済効果も期待される。一部の開業だけでは目的が達せられない。大変長い時間の積み重ねの中で決まったルートを変えるのは簡単ではなく、とてもできない。考えていない。
 −川勝平太知事はこれまでJRがデータを出し渋ったと指摘している
 データを出し渋ったことはないが、どのデータを使って議論するか、議論がかみ合わなかったことはあるかもしれない。

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