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オンライン授業 課題は? 朝日町教委アンケート結果報告

2020年8月28日 05時00分 (8月28日 10時12分更新)
8月6日の町内一斉オンライン授業を検証した遠隔・オンライン授業推進会議=朝日町さみさと小で

8月6日の町内一斉オンライン授業を検証した遠隔・オンライン授業推進会議=朝日町さみさと小で

児童生徒の9割「分かった」
保護者 仕事休み付き添った


 朝日町教委は、八月六日に実施した町内一斉オンライン授業についての児童生徒、保護者のアンケートをまとめた。児童生徒の約九割が楽しさや学習内容の理解を感じた一方、「機器の取り扱いなどの点で小学校低学年だけの授業参加が難しい」と保護者が仕事を休んで子どもに付き添った例もあったなど、課題も浮かんだ。(松本芳孝)
 町内一斉オンライン授業は朝日中とさみさと小、あさひ野小の全児童生徒六百人余を対象に各家庭と学校をオンラインでつないで実施した。
 児童生徒へのアンケートでは、小学生の91%、中学生の85%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答。学習した内容も小学生の93%、中学生の91%が「よく分かった」「分かった」と答えた。
 課題として「通信がつながらなかった時の対処方法を教えてほしい」「家だから気が抜ける時もあった」「いつもより目が疲れた」などが挙がった。
 保護者へのアンケートでは、オンライン授業の効果として「教員や友だちとつながることができるので楽しみながら授業に参加できる」が最も多く、「子どもの情報通信機器を活用する能力が向上する」が続いた。
 オンライン授業で困ったことがあったとの回答は47%。「家で子どものサポートをする必要があった」が百二十四件と最も多く、このうち小一〜三の低学年の保護者が64・5%を占めた。「端末の操作、通信でトラブルがあり、対応が難しかった」との回答も五十六件寄せられた。
 町教委は二十六日夜、さみさと小で町遠隔・オンライン授業推進会議を開き、アンケート結果を報告。低学年児童の授業参加について「保護者負担を減らすため、各校内に設けるサテライトスペースを活用してもらう」との考えを示した。
 この他、双方向で顔が見えるオンライン授業用にウェブ会議システムを導入し、十二月から授業で使うことや、全児童生徒に十月からタブレット端末、必要な家庭に同月中旬以降、通信機器を貸し出しできることも伝えた。木村博明教育長は「教育のICT(情報通信技術)化は止まらない。コロナ禍後も対面、オンラインのハイブリッド化が進む。ハード面の環境が整う今はスタート地点。教員の負担増にならない形で取り組んでいきたい」と話した。

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