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温泉の湯 お年寄りに 第一生命金沢支社 志賀の施設に贈る

2020年8月27日 05時00分 (8月27日 10時39分更新)
施設の浴槽に金沢市から運んだ源泉をホースで給湯する職員ら=志賀町給分で

施設の浴槽に金沢市から運んだ源泉をホースで給湯する職員ら=志賀町給分で

 第一生命保険金沢支社(金沢市)は、志賀町給分(きゅうぶん)の社会福祉法人麗心会が運営する軽費老人ホーム「あやめケアセンター」など五つの高齢者施設に同市内の源泉を届けた。新型コロナウイルスの影響で外出を控える施設利用者らに温泉を楽しんでもらい癒やしの時間をプレゼントする意味合い。同支社は今後、県内の二十〜三十施設に同様サービスを提供する方針。
 同支社有志らが六月、集団感染が発生した兵庫県伊丹市の介護施設に源泉を無償で届けたところ、利用する高齢者らから好評だったため、支社として県内施設に同じサービスを提供することにした。日常営業でお世話になっている恩返しとして提供先を募り、麗心会の施設が最初に選ばれた。
 十八日は金沢市内の源泉三トンをタンクローリーで輸送。同ケアセンターやグループホームさくらがいなどの利用者が温泉を楽しめるよう、施設内の浴槽にホースで給湯。猛暑が続いていることも考慮し湯はぬるめに設定した。残った一トン以上の湯も多数の容器に分けて施設内に運び入れた。
 デイサービス利用者も含め高齢者約百十人が十八、十九日の二日に分け、浴槽につかったり、足湯で楽しんだり。藤田隆司施設長は「施設利用者は病院受診以外は外出を控える日々。お盆の墓参りもままならない中で、温泉は本当に貴重な時間になる」と感謝した。
 同支社七尾営業オフィス営業部長の山森清仁さん(53)は「日ごろの仕事でお世話になっているこの地区の皆さんに恩返ししたい思いで声掛けさせていただいた。少しでも癒やしとリフレッシュになれば何より」と話した。(室木泰彦)

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