地域医療の核が悪戦苦闘 名古屋市立緑市民病院のクラスター

2020年8月27日 05時00分 (8月27日 05時00分更新) 会員限定
新型コロナウイルスのクラスターが発生している緑市民病院=名古屋市緑区で、本社ヘリ「まなづる」から

新型コロナウイルスのクラスターが発生している緑市民病院=名古屋市緑区で、本社ヘリ「まなづる」から

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 名古屋市立緑市民病院(緑区潮見が丘)では今月四日以降、高齢の入院患者や職員ら計三十五人の新型コロナウイルス感染が相次いで判明。市内初の病院でのクラスター(感染者集団)として認定されている。住民を支えるはずの医療機関の中で、わずか二十日間の間に拡大した院内感染。その実態や原因はまだ解明されておらず、地域では不安の声も聞かれる。 (池内琢)

【拡大の経緯】

 市病院局によれば、今月一日、二十代の男性看護師が発熱やのどの痛みを訴えたのが発端だった。三日まで自宅で経過観察を受けた後、院内で行った四日の抗原検査で陽性と分かった。ただ、感染経路は分かっていない。
 病院では新型コロナ感染再拡大をにらみ、七月二十四日に患者の家族らの面会を禁止するなど、外部との接触を制限していた。院内初めての感染を受け、関係する患者や職員らの抗原検査を進めたところ、次々と感染が広がった。
 五日には、男性看護師が働く病棟に入院し、その後別の病棟に移っていた七十代男性患者の感染が確認された。
 翌六日には、この男性患者が移った病棟で働く四十代女性看護師の感染も判明した。男性患者と女性看護師は無症状だったこともあり、市病院局経営...

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