低濃度オゾンでウイルスを不活性化 藤田医科大

2020年8月26日 21時54分 (8月26日 22時09分更新) 会員限定
 藤田医科大(愛知県豊明市)は26日、人体に影響を及ぼさない低濃度のオゾンガスが新型コロナウイルスの感染力を弱めることを確認したと発表した。同大はオゾン発生装置を付属病院の待合室などに導入し、感染リスクを低減させる取り組みを9月上旬から始める。
 オゾンは多量を取り込んだ場合、呼吸器系の障害などを引き起こすとされる。健康に悪影響を及ぼさないとされる許容濃度である1日8時間、週40時間で平均0・1ppm(1ppmは100万分の1)以下の濃度で、新型コロナの感染力を弱める効果を示したのは初めてという。
 同大の村田貴之教授(ウイルス学)は、新型コロナを付着させたステンレスを密閉容器に入れ、0・1ppmのオゾンを発生させた。湿度80%の場合は4時間後、何もしない場合と比べて感染力を持ったウイルスの量が27%に減少し、10時間後には4・6%にまで減った。
 湿度55%の場合は4時間後で53%、10時間後で32%となり、湿度が高い方が効果的と確認。オゾン濃度を0・05ppmにしても感染力を弱める効果があったという。村田教授は「直接の証拠はないが、(物に付着したウイルスだけでなく)空気中のウイルスにも効...

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