(36)大学に応援サークル

2020年8月26日 05時00分 (8月26日 11時55分更新) 会員限定
サークル設立時には、椙山女学園の森棟公夫理事長(右奥)にもあいさつした

サークル設立時には、椙山女学園の森棟公夫理事長(右奥)にもあいさつした

  • サークル設立時には、椙山女学園の森棟公夫理事長(右奥)にもあいさつした
 三年前、椙山女学園大の先生や学生たちと出会い、視線入力を普及させるボランティアを提案した。皆、とても興味深く話を聞いてくれたが、誰も視線入力がどんなものなのか知らなかった。私は、自分のパソコンを大学に持ち込み、どうやって視線入力を使っているかを見てもらい、先生や学生にも試してもらう場を設けてもらった。
 最初は慣れない様子だったが、皆、目の動きに合わせてパソコンの操作が行える便利さを知り、驚いていた。学生たちは、体を動かせず、視線だけを動かすことができる障害者の存在自体を初めて知ったようだった。
 その瞬間、私は「視線入力の普及活動は、学生たちにも有意義な出会いと経験をもたらす」と確信した。でも、どうすればいいのか。悩んだ。すると、SNSで知り合った教授とその後輩の先生が「佐藤さんがアドバイザーとなってサークルを立ち上げては」と提案してくれた。
 特別支援学校出身の私は正直、大学のサークルがどんなものか、想像できなかった。でも、活動の幅が広がるのであればと、やってみることにした。
 しかし、大学公認のサークルを立ち上げるには、いくつか条件があった。まず、部員の確保。最低でも五人以上の学生の加...

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