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8・31期限…トレード目玉に夜間外出で謹慎の“問題児” インディアンスの右腕クレビンジャー【AKI猪瀬コラム】

2020年8月26日 11時31分

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トレード期限前に水面下で争奪戦が繰り広げられそうなインディアンスのクレビンジャー投手(AP)

トレード期限前に水面下で争奪戦が繰り広げられそうなインディアンスのクレビンジャー投手(AP)

 60試合制で行われている今季は米東部時間8月31日16時(日本時間9月1日5時)にトレード期限が設定されています。
 例年ならば主力選手を放出する「売り手」とポストシーズン(PS)進出のために戦力を補強したい「買い手」がはっきりと色分けされている時期ですが、今季は試合数が少なく、PS進出チームも10チームから16チームと拡大された影響もあり、数多くのチームにPS進出の可能性が残り「売り手」が極端に少なくなっています。
 例えば、ナ・リーグ東地区で最下位争いをしているフィリーズですが、なおPS進出を諦めずにレッドソックスとヤンキースから救援投手を補強しました。
 本来ならば、半数以上の球団が「売り手」に回るのですが、現時点で「売り手」側決定なのはア・リーグでロイヤルズ、マリナーズ、エンゼルスなど5チーム。混戦のナ・リーグではパイレーツくらいです。マ軍の生え抜き三塁手シーガー、エ軍の名遊撃手シモンズ、レ軍の強打・マルティネス外野手(今季終了後に契約破棄権が発生)、ロ軍で完全復活した守護神ローゼンタルらにはトレードのうわさが出ています。
 さらに期限まで1週間を切ったこの時期にトレード市場の目玉になりそうな選手の名前が挙がってきました。3年連続2桁勝利を記録し、今季も1勝1敗、防御率3・24をマークしているインディアンスの右腕クレビンジャーです。
 同投手は新型コロナウイルスの安全対策マニュアルで禁止されている遠征先での夜間外出禁止令を破ったことで謹慎処分を受けました。ルール上は既に現場復帰が認められていますが、複数のチームメートが「彼が戻るのならばシーズン出場を辞退する」と意思表明。同僚の信頼を完全に裏切った同投手は今もチームに合流できずにいます。
 この状況を打破するためにイ軍はトレード放出を模索中。試合数が増えたPSを勝ち抜くだけの実力を擁する先発投手は、どの「買い手」も喉から手が出るほど欲しいのです。これまでの経緯はさておき、クレビンジャー投手の激しい争奪戦が水面下で行われることは間違いなさそうです。(大リーグ・アナリスト)

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