笏谷石文化を次世代に 坂井・エイチプラスが「バンク」設立

2020年8月26日 05時00分 (8月26日 05時00分更新) 会員限定
笏谷石バンクを設立した「hplus」の伊藤さん(左)と米沢さん=坂井市春江町で

笏谷石バンクを設立した「hplus」の伊藤さん(左)と米沢さん=坂井市春江町で

  • 笏谷石バンクを設立した「hplus」の伊藤さん(左)と米沢さん=坂井市春江町で
 建築設計事務所を中心とした環境創造企業「hplus(エイチプラス)」(坂井市春江町)が、使われなくなった笏谷石(しゃくだにいし)の買い取り、販売、デザインの提案を手掛ける「笏谷石バンク」を設立した。再活用する仕組みを作ることで「笏谷石文化」を次代につなぐ。 (鈴木啓太)
 笏谷石は福井市の足羽山で採掘され、古墳時代から千五百年以上続いたとされる。青緑色で水にぬらすと深い青色になる。加工しやすく、福井城跡の石垣や、家の基礎、墓石など幅広く使われた。二〇一六(平成二十八)年には日本地質学会から「県の石」に認定された。
 バンクの構想は、エイチプラス内の伊藤瑞貴建築設計事務所が設計を担った福井市内の医院の外構に、解体された農舎の基礎に使われていた笏谷石を取り入れたことがきっかけ。使われなくなった笏谷石には砕石されて使われるものもあるといい、エイチプラス社長で一級建築士の伊藤瑞貴さん(47)は「地域の素材がもったいない使われ方をしている、との思いがあった」と振り返る。
 バンクは八月七日に設立された。ホームページや電話、ファクスで石の登録や問い合わせを受け付け、石の状態を確認した上で、売り手と買い...

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