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コロナ禍でGPIFが破格の年金運用益 3カ月で12兆5000億円

2020年8月25日 05時00分 (8月25日 05時01分更新)
 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、破格の収益をあげている。四月からわずか三カ月間で過去最高の約十二兆五千億円もの運用益を出した。二〇〇一年度以降の運用益は累積で、国の税収額約六十三兆五千億円(二〇年度当初予算)を大きく上回る七十兆円超だ。年金制度の維持には追い風となるが、新型コロナウイルスの影響で、営業自粛や解雇の憂き目にあった人たちは続出している。大きくもうけたGPIFにできることはないのか。 (古川雅和)
 GPIFは、厚生年金や国民年金の保険料収入の余った分を積立金として管理、市場で運用している。少子高齢化の影響で保険料を払う現役世代が減少するのに備え、将来の年金給付分を確保するためだ。政府が訴える年金制度の「百年安心」の重要な一部を担うのがGPIFといっていい。
 損失が出にくい債券などで運用していたGPIFだが、安倍政権によるアベノミクスの一環で一四年、株式投資の割合を24%から50%に拡大する方針を打ち出した。今年六月末は株式が51・86%、債券48・14%となった。
 四〜六月の四半期ベースで過去最高の十二兆四千八百六十八億円の黒字となったのは、コロナ禍で経済状況...

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