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暑さ、感染対策どう両立 体育で半数がマスク着用 扇風機設置も冷房恋しく

2020年8月25日 05時00分 (8月25日 05時02分更新)
始業式で校庭に座って高島栄治校長(右)の話を聞く生徒たち=金沢市西南部中で

始業式で校庭に座って高島栄治校長(右)の話を聞く生徒たち=金沢市西南部中で


 二十四日に二学期の授業が始まった金沢市西南部中学校(同市新保本)。エアコンが設置されていない同校は、暑さ対策と新型コロナウイルス対策をどう進めているのか。記者が取材した。
 午前八時半、全校生徒が参加する始業式は炎天下の中、校庭で行われた。例年は体育館だが、新型コロナ対策で変更した。高島栄治校長は「新型コロナの影響で我慢の生活がまだ続くが、優しい思いやりの心を持って生活してほしい」とあいさつした。十分間で終了したものの、強い日差しと暑さで生徒は汗だくだった。熱中症対策のため、夏休み中に運動部が手にした優勝旗の披露などは中止した。
 二時限目の英語の授業。手元の温度計は三二度。リスリングの練習で、生徒が英文を聞きながら「ホッター(より暑い)」という単語を書き取る問題に取り組んでいる時、岡本温子教諭は「これはどういう意味でしょう。まさに今の状態です」とヒントを出し、生徒の笑いを誘った。
 教室では市が今夏、急きょ整備した扇風機が回っていたが、ときおりマスクを外して下敷きで顔をあおいだり、制服の胸元をつまんでパタパタと動かしている生徒の姿も目立った。
 熱中症対策のためマスクを取ってもいいことになっている体育の授業でも、感染への不安からか、半数程度の生徒がマスク姿で臨んでいた。
 この日は四時限目で授業が終わり、生徒は給食を食べないで帰宅した。三年表侑矢(おもてゆうや)さん(15)は「暑くて、ぼーっとしてしまいました」と疲れ気味の表情。「クーラーのあるほかの市町の学校がうらやましい」と話した。 (小佐野慧太)

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