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埼玉独自大会は狭山ケ丘が優勝 青年監督が注入した「帝京魂」東東京制した恩師に続いた

2020年8月24日 12時14分

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夏の大会で初優勝し喜ぶ狭山ケ丘ナイン=23日、メットライフドームで

夏の大会で初優勝し喜ぶ狭山ケ丘ナイン=23日、メットライフドームで

 高校野球の独自大会は23日、埼玉県大会決勝がメットライフドームで行われ、帝京OBで就任3年目の平澤智太郎監督(29)が「帝京魂」を注入した狭山ケ丘が5ー2で昌平を破って、夏の大会で初優勝した。エースの清水竣介投手(3年)が4連続完投するなどチームはたくましさを見せた。神奈川県大会の決勝は横浜スタジアムで行われ、甲子園交流試合に出場した東海大相模が終盤に底力を発揮して9ー5で、夏の初優勝を狙った相洋に逆転勝ちした。全国全ての代替大会が終了した。

 帝京魂が埼玉で息づいた。夏の埼玉の新王者として148チームの頂点に立ったのは狭山ケ丘。帝京OBで就任3年目の平澤監督は歓喜のナインを迎え、目を潤ませた。「優勝する、ナンバーワンになる練習をするんだと言ってきた。賛否あったし、毎日の練習はつらく厳しいものだったが、選手がよくついて来てくれた。チームは試合を重ねて成長した」
 ベスト8の壁をなかなか突破できないチームにたたき込んだのは、帝京の前田三夫監督(71)仕込みの「1球が負けにつながる勝負の怖さ」。日本ハムの杉谷と二遊間を組んだ3年夏は、甲子園に行けずに、それをかみしめた。狭山ケ丘では練習時間は変えずに密度を濃くした。1回に先制タイムリーを放った正高奏太主将(3年)は「秋から冬にかけてのランニングは全員が(目標をクリア)できないと終わらない、ゲーム形式の打撃練習ではミスをすると仲間から厳しい声が飛ぶ。そういう練習を積み重ねてきました」と自信もみなぎらせた。
 恩師の前田監督が率いた母校が9年ぶりに東東京を制した夏に、新米監督として続いた。自分の高校時代と重ねて「ユニホームを着たら、選手と監督も勝負。自分は前田三夫との戦いだった、あの人を黙らせたらチームは自然に勝ってました。いまは、ここで満足して電話してくるなと言われそうで…」と平澤監督。9月には来春センバツに続く秋季大会が始まる。レギュラーから2年生2人が残る。「ここで引き締めて、新チームも同じようにしたい」。春夏通じて初の甲子園へ青年監督は妥協を許さない。

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