桐生祥秀が10秒14で優勝 後半得意のケンブリッジをゴール前で差し切る「強かった」ライバル脱帽

2020年8月23日 19時48分

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男子100メートル決勝で優勝した桐生祥秀(左)と2位のケンブリッジ飛鳥

男子100メートル決勝で優勝した桐生祥秀(左)と2位のケンブリッジ飛鳥

  • 男子100メートル決勝で優勝した桐生祥秀(左)と2位のケンブリッジ飛鳥

◇23日 陸上セイコー・ゴールデングランプリ(国立競技場)


 陸上のセイコー・ゴールデングランプリは23日、東京・国立競技場で行われ、男子100メートルは前日本記録保持者の桐生祥秀(24)=日本生命=が10秒14(向かい風0・2メートル)で制した。ケンブリッジ飛鳥(27)=ナイキ=が10秒16で2位。1年3カ月ぶりの実戦となった山県亮太(28)=セイコー=は10秒42で予選落ちした。
 新しい国立競技場で初の競技会。万雷の拍手で迎えるはずの観客はいない。それでも桐生はトラックを1歩1歩踏み締めながら真っ先に駆け抜けた。「ここで今回勝ち切れたのは大きな収穫かなと思う」。日本のトップスプリンターがほぼ顔をそろえたレースを制し、胸を張った。
 予選ではただ1人10秒0台となる10秒09で走るなど、終始主導権を握った。「中盤から後半でいい走りができれば結果がついてくる」と話していた通り、後半の強さが持ち味のケンブリッジをゴール前で差し切り。2本とも同走したケンブリッジも「桐生は強かった」と認める完勝だった。
 旧国立では2013年のこの大会で10秒40、翌年も10秒46と低調な記録しか残せず、「思い出はあまりない」。しかし、今回の優勝で「勝ち切れたので小さいが思い出になる」と記憶を上書きした。もちろん、見据えるのは未来。「満員になって、ここに人が入って盛り上がるのを想像したら楽しくなる」。1年後の東京五輪も、国立競技場の主役として疾走する。

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