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「知的で信望厚い」柴田勝家の漫画出版 「ふくい歴女の会」後藤さん原作

2020年8月23日 05時00分 (8月23日 05時00分更新)
柴田勝家を描いたコミックを紹介する原作者の後藤さん=福井市で

柴田勝家を描いたコミックを紹介する原作者の後藤さん=福井市で

 越前の北ノ庄城を築城した戦国武将・柴田勝家の生涯を描いたコミックが、七月に出版された。原作者は「ふくい歴女の会」会長の後藤ひろみさん(福井市)。「猛将や豪傑として知られるが、実際は知的で信望の厚い人だった。そんな勝家さんの姿を伝えられたら」と話す。 (藤共生)
 ポプラ社(東京都)の「コミック版 日本の歴史」シリーズの七十五冊目。勝家は織田信長の父・信秀に見いだされ、信長の下で出世を重ねた。本能寺の変の後、羽柴秀吉に賤ケ岳合戦で敗れ、北ノ庄城で自刃するまでの生涯を漫画で描いた。
 勝家の人柄を表すエピソードをふんだんに盛り込んでいる。有名なのは「瓶割り柴田」の話。一五七〇(元亀元)年、六角承禎が信長を攻めた際、勝家は滋賀県の城で迎え撃った。城を包囲されて水の手を断たれ城兵の士気が落ちると城中の水を集めて全員に飲ませ、瓶を割った。覚悟を決めて全軍で突撃し、勝利を挙げたと伝えられる。
 要所で開く宴会にも着目。本能寺の変の後や北ノ庄落城の寸前に大宴会を開いた勝家について、後藤さんは「大事な時にみんなで一緒に飲み食いする。瓶割り柴田も本質は同じ。共感の組織づくりが彼の特長」と推測した。
 かつて勝...

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