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女王渋野 史上4人目の予選落ち ショット苦悩「ぽんこつでした。アイアン怖がって振れない。不安や心配ばかりの2日間だった」

2020年8月22日 10時41分

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渋野日向子(AP)=資料写真

渋野日向子(AP)=資料写真

▽21日 AIG全英女子オープン第2日 ロイヤルトルーンGC(英トルーン)

 71位から出た渋野日向子(21)=サントリー=は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78と巻き返すことができず、通算12オーバーの105位で予選落ちした。
 大会がメジャー大会となった2001年以降、前年の女王が予選落ちするのは史上4人目。連覇の夢があっさりと消えた昨夏のヒロインは「悔しい気持ちが強い。去年の自分とは比べたくないし、比べるものではない。でも、くよくよしてはいられない。もっと頑張らないと、もっと練習しないと、と思った」と再起を誓った。
 ショットの乱れは目を覆うばかりだった。7番パー4では2打目をフェアウエー左の草むらに打ち込み、続く3打目は空振り。痛恨のダブルボギーで浮上へのきっかけを失うと、初日にバーディーを奪った8番パー3ではティーショットをバンカーに打ち込んだ。
 完全にショットへの自信を失っているようで「ショットはぽんこつでした。アイアンに関しては怖がっている。ドライバーのように思い切り振ればいいと思っていても振れない。練習で良い感じでも試合では怖がってしまう。(今季初戦だった6月末の)アース・モンダミン杯から『試合になるとちょっと振れないな』というのがある。自分のショットに対しての不安や心配ばかりの2日間だった」と悩みを打ち明けた。
 今大会の前哨戦として位置付けられた前週のスコットランド・オープンとの2試合では、リンクスコースへの対応力が問われた。しかし、それ以前の問題だった。
 今大会のフェアウエーキープ率は初日が71パーセント、2日目が79パーセントで、平均75パーセントは全体の12位タイ。ドライビングディスタンスでも初日が300ヤード、2日目が292・5ヤードで平均296・3ヤードは全体の7位だ。ただし、パーオン率は2日間とも50パーセントで、平均50パーセントは全体の70位にとどまった。
 つまり、比較的正確にフェアウエーを捉え、飛距離が出ているにもかかわらず、グリーンに乗せることができていないということになる。強風や雨に苦しんだことは確かだろうが、これは同じ時間帯でプレーした選手は同じ条件。やはり、ショットの不安定さがスコアを下げてしまったとみるべきだろう。
 今季は、出場した国内外の3試合で全て予選落ちとなった。リモートによる記者会見では気丈にも笑顔を見せながら質問に答えた。ただし、以前のように当意即妙な受け答えをすることは少なく、「う~ん…」などと頭の中で言葉を選びながら答えを探すことが多かった。
 今後は、しばらく日本へ戻らず米ツアーを中心にプレーする考え。果たして、数カ月後に日本へ帰ってくる時は袋小路から抜け出しているのだろうか。

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