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「郡上鮎」発進!

2025年6月14日 05時05分

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郡上鮎として東京豊洲市場へと出荷される今年の初アユ

郡上鮎として東京豊洲市場へと出荷される今年の初アユ

白滝治郎の流れとともに(157)
 郡上漁協管内のアユ釣りが1日解禁となった。解禁日の様子については本紙5日付の東條さんの記事をご覧いただくとして、筆者なりに今年のアユ解禁と今後について考察してみたい。
 当日は水温が16度と低く、加えて一日中北風が吹くといった悪条件のなか、まずまずの釣果に恵まれた。夕方までに漁協で把握した最高釣果は、郡上市八幡町相生地区の長良川における124匹だった。解禁日に漁協出荷所に持ち込まれたアユは約8300匹、270キロと過去最高だった。型は30~40グラムが中心と小ぶりで、なかには遡上(そじょう)したばかりと思われる10グラムにも満たない魚もみられたが、釣り人からは「きれいで、オトリに使用してもよく泳ぐ元気なアユだ」と好評だった。
 以後も束釣りを達成する釣り人が何人かみられた。今年の天然遡上は長良川河口堰(ぜき)における計測数が130万匹超と計測開始以来3番目を記録、アユの資源量は極めて多い。また、今冬の豪雪で遅くまで雪代の影響が続き、河川水温の上昇が遅れたことなどがアユの成長を若干遅らせていると思われる。一方で郡上では昔から「アユは1日に1匁(もんめ=3・75グラム)しとなる(育つ)」と言われる。水温さえ安定すれば、今後一気に成長するだろう。
 冷水病などの影響が出ることもあろうが、ここ数年の様子からして大事に至ることはないと思っている。梅雨に入り、適度な増水はアユにとっても必要だが、アユの減耗を招くような大雨と大洪水は御免こうむりたいところだ。今年もいよいよ「郡上鮎(あゆ)」が発進した。釣り人の皆さんにとって楽しく、充実したアユシーズンとなることをお祈りする。
 (岐阜県郡上市在住、隔週土曜日に掲載)

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