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FC東京 期待の大卒新人トリオ、大いに語る(上) 紺野は「自分の特長はプロでも通用する」

2020年3月30日 02時00分

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FC東京の大卒ルーキートリオの(左から)中村帆高、安部柊斗、紺野和也=東京・小平グラウンドで(斉藤直己撮影)

FC東京の大卒ルーキートリオの(左から)中村帆高、安部柊斗、紺野和也=東京・小平グラウンドで(斉藤直己撮影)

  • FC東京の大卒ルーキートリオの(左から)中村帆高、安部柊斗、紺野和也=東京・小平グラウンドで(斉藤直己撮影)
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、5月9日まで延期となったJ1の再開をサッカー界に携わる誰もが心待ちにしている。FC東京の選手も同様で、中でも今季からプロの仲間入りを果たした大卒新人組は首を長くして、ホーム開幕戦となる鳥栖戦(同10日・味スタ)を待っている。今回は即戦力との呼び声も高い、その3選手、MF紺野和也(22)=法大、安部柊斗(しゅうと、22)、DF中村帆高(ほたか、22)=ともに明大=に登場してもらい、青赤軍団の一員としての自覚、今後の抱負などを大いに語ってもらった。上下の2回に分けてお届けする。 (取材&構成・馬場康平)

◆毎日が充実している

 -チームの始動からここまでを振り返って
 紺野「加入する前は、自分がプロで通用するのかという不安と、できるんじゃないかという楽しみの両方があった。実際に始まってみると、自分の特長とする部分は通用すると感じた。まだまだですけど、その特長を前面に出していってチームの力になれればいいというのが一番の思いです」
 安部「試合に出場できているので、比較的うまくいっていると思う。自分のやりたいプレーもできているし、チームのやりたいプレーも理解できているので。今のところは順調だと言えるかもしれない」
 中村帆「毎日が充実していて、サッカーをずっとやってきて今が一番楽しいと純粋に思える。毎日、先輩から学ぶことが多いし、自分のできること、課題もたくさん見つかる。自分のプレーができたら楽しいし、できないこともいっぱいあるけど、それがマイナスに思わない。『もっとこうしよう』とか、それを考えるのが楽しい」

◆プレーのレベル実感

 -プロになって驚いたことは
 紺野「ワンプレー、ワンプレーの質が高いです。大学サッカーとは全く違う。より考えてプレーをしなければいけない。強度も違うので、まずはそこに慣れていかなければいけないと思う」
 安部「プレーはもちろんそうですけど、大学サッカーと違ってファン、サポーターの人数が全然違った。ACLの蔚山(韓国)戦で、東京の方が多いと感じるぐらいのサポーターがアウェーまで来てくれたのは驚きました」
 中村帆「試合中、最後の最後で判断を変えられるところだったり、一見(守備が)はまっているように見えて『そんなに簡単に打開するのか』って。焦らないところや、限られたスペースと時間の中でいろいろな判断ができる。今の自分の課題でもあって、毎日、驚かされている」
 -24時間サッカーに集中できる今の環境は
 紺野「よりサッカーに対していろんなことを考えるようになった。プレーはもちろん、体のケアにも時間をかけるようになった。時間があるからこそ、プレー動画もたくさん見るし、大学生のときよりも、さらにサッカーを真剣に考えるようになったと思う」
 安部「環境ががらりと変わって、大学と違って何でもある。自分のやりたいトレーニングもできて、ケアにも時間をかけられる。サッカーを仕事にしていくので、これからメシを食っていけるように覚悟を持ってサッカーに取り組めている」
 中村帆「大学4年のころから、ほとんど授業もなかったのでサッカーに集中できていたと思う。そういう意味では、柊斗(安部)が言ったように、この環境をうまく生かして自分の成長につなげていけるようにしたい」
 -小さいころから夢はサッカー選手だったのか
 安部「自分と、和也(紺野)はそうでした(苦笑)」
 中村帆「僕はそう思えなかったですね。結構、現実的だったので」

◆スーツを着て就活も

 -サッカー選手になっていなかったら
 中村帆「就職活動して内定ももらっていたので。家を販売していたと思います」
 安部「自分は就活をしていないので。社会の仕組みが分からない。サッカーがなかったらやばかったですね(笑)」
 紺野「僕も就活はしなかった。小学生からサッカー一筋で来て、サッカー選手になれなかったらぞっとします」
 安部「帆高(中村帆)は、本当に毎日スーツ着て頑張っていたよね」 ((下)に続く)

◆すでに公式戦デビュー!!貴重な戦力に

 安部ら大卒トリオは既に公式戦デビューを果たし、チームにとって貴重な戦力となっている。
 安部は右手甲の骨折でJ1の今季開幕戦・対清水(2月23日・アイスタ)こそベンチ外だったが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では“皆勤賞”。1月28日に味スタで行われたACLプレーオフ・対セレス・ネグロス(フィリピン)から、2月11日のアウェー・対蔚山(韓国)、同18日のホーム・対パース(オーストラリア)とこれまでの全3試合でほぼ先発フル出場した。
 紺野はいずれも途中出場ながら、パース戦では「法政のメッシ」との前評判通り、停滞気味の攻撃を活性化。勝ち点3獲得に一役買った。清水戦でも緩急、メリハリの利いたプレーで逆転勝利に貢献してみせた。
 中村帆はSネグロス戦では後半ロスタイムでの出場と顔見せ程度の出場だったが、清水戦では慣れない左サイドバックで奮闘。負傷離脱したDF小川の代役を立派に務めた。その他の試合でもベンチ入りしている。

◆DF37 中村帆高(なかむら・ほたか)

(1)97年8月12日・22歳(2)神奈川県横須賀市
(3)177・72・?
(4)日大藤沢高→明大

◆MF31 安部柊斗(あべ・しゅうと)

(1)97年12月5日・22歳(2)東京都日野市
(3)171・67・AB
(4)FC東京U-18→明大

◆MF38 紺野和也(こんの・かずや)

(1)97年7月11日・22歳(2)埼玉県吉川市
(3)161・58・B
(4)武南高→法大
【選手名鑑の見方】
ポジション、背番号、名前
(読み仮名)に続き
(1)生年月日・3月30日現在の満年齢
(2)出身地
(3)身長・体重・血液型
(4)前所属

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