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健康づくり、感染に注意 浜松医大・尾島教授ら講演

2020年8月22日 05時00分 (8月22日 05時03分更新)
コロナ禍における災害時の備えなどについて講演する尾島俊之教授=浜松医大で

コロナ禍における災害時の備えなどについて講演する尾島俊之教授=浜松医大で

 浜松医大(浜松市東区)で二十日夜、地域の住民グループや行政関係者が参加する「地域医療まなびの会」が開かれた。同大の尾島俊之教授(公衆衛生学・疫学)と県西部保健所の木村雅芳所長が登壇し、新型コロナウイルス感染拡大を防止しながら健康を維持するための方法や考え方を共有した。
 尾島教授は「新型コロナ時代の健康づくりと災害への備え」をテーマに講演。「新型コロナももちろん怖いが、やはり普段からの健康づくりが大事」と呼び掛けた。死亡リスクを下げるキーワードには、運動習慣と肥満度の管理、緩やかな人との結び付きをつくる社会参加の三つを挙げた。
 感染予防をした上で、人との接触機会を増やす活動に参加したり取り組んだりすることを「車の運転」に例えた。「車も死亡事故は起きるが、必要なもの。ポイントを押さえれば事故は圧倒的に減るけれど、注意しても事故が起きることはある。車に乗せてもらう(=活動に参加する)かどうかを、一人一人が自分で判断しなくてはいけない」と説く。
 コロナ禍における災害時の備えとして、非常用持ち出し袋にマスクや消毒液、体温計だけでなく、スリッパを加えることを推奨した。避難所などの床にウイルスが付着することもありえるという。
 県保健所長会の会長も務める木村所長は、この半年あまりの保健所での対応を振り返った。さらに今後の動きについて「症状のない感染者の入院の見直しなど、地域の医療機関の声や意見を全国保健所長会などに伝えて要望していきたい」と話した。
 会には会場出席者とオンライン参加者の計三十五人ほどが参加した。 (酒井大二郎)

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