エィミ・ツジモト トモダチ作戦の被ばく米兵に寄り添う米ジャーナリスト

2020年8月21日 16時00分 (8月21日 18時18分更新) 会員限定

写真・佐藤春彦

悲劇に心寄せる若者の力信じる

 東日本大震災の直後、米艦隊が東北沖に派遣され、支援物資の輸送などをした救援活動「トモダチ作戦」。主力となった原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員だった兵士たちの中には、活動中に被ばくし、がんや白血病などを発症、これまでに十数人の死者が出ている。兵士らの声に耳を傾け、支援活動を続ける日系米国人のジャーナリスト、エィミ・ツジモトさんは、兵士らの実情や放射能被害の恐ろしさを訴え続けている。(浅井弘美)
 -被ばくした兵士たちのことを知ったきっかけは。
 米国の大学で日本学を学ぶ学生たちとの来日準備をしていたとき、3・11が起きました。私は母が広島で被爆し、被爆二世としての経験から、常に「放射性物質は人体に影響がある」と言い続けてきました。教え子の友人が、空母レーガンに乗り込んでいて、彼を通じて救助作戦の初日に艦内へ戻った時のパニック状態の動画を送ってくれたことがきっかけでした。
 -兵士たちはどんな状況だったのでしょう。
 作戦を開始したとき「妙だな」と感じたようです。甲板に整列したとき、寒風が吹きすさび、大きな兵士でも揺れそうな感じなのに、外気がすごく生暖かい。そ...

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