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【記者メモ】中日・松葉貴大「この年までできているのは、大きなけがをしてないから」危機感から受け入れた死球交代

2025年6月8日 22時07分

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7回裏1死一塁、死球を受け倒れ込む松葉。投手坂本


◇8日 交流戦 中日3―0ロッテ(バンテリン)
 仕事人の好投でV字回復だ。中日・松葉貴大投手(34)が「日本生命セ・パ交流戦」のロッテ戦で7イニングを無失点に抑え、快勝に導いた。左手に死球を受けて交代したが、大事には至っていない模様。故障に強いベテラン左腕の奮投で、チームは交流戦3連敗スタートから一転、本拠地で今季2度目の3連戦3連勝を飾った。借金は3に減った。
【番記者メモ】
 「自分がプロの世界でこの年までできているのは、大きなけがをしてないからなんです」。松葉は13年目に入ったプロ野球生活をこう省みる。不調やローテーションの兼ね合いで2軍落ちしたことはある。ただ、けがを理由に戦線を離脱したことは一度もない。
 大きなけがから復活し、1軍の舞台で活躍する選手も多い。「あのけががあったからこそ」と前向きに捉える言葉を聞くこともあるが、松葉は静かに首を横に振る。「けがはチームだけでなく自分にとってもマイナス。それで自分の調子が落ちることもあれば、チャンスが回ってこなくなることもある」
 相手の反応を見ながら、打者の打ち気をそらして冷静に打ち取っていく。1軍、2軍に限らず、長く、多く、プロの打者を相手に投げてきた経験があったからこそ、今の投球スタイルを確立できた自負がある。
 左手に死球を受けたこの日は、ベンチ裏で井上監督から「次の登板もあるから」と説得され、交代を受け入れた。「特にこの年齢になったらけがをしたら終わりですから」。チームの勝ち頭となっても、心の隅には常に危機感が根付いている。
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