【与田剛の目】相手に重圧与えた4回までの3盗塁「ことしは『あと1本』というシーンが増えてきている」
2025年6月7日 17時59分
中日は9回2死走者なしから2点差を逆転し、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。最後まで諦めない攻めの姿勢が功を奏した格好だが、本紙評論家の与田剛さんは得点につながらなかったものの、4回までに成功させた3盗塁が相手にプレッシャーを与えたと見る。
「大島選手の2盗塁に田中選手の1盗塁。この日先発したロッテ・田中晴也投手のセットポジションでのモーションが大きいと見抜くや、その隙を逃さなかった。素晴らしい攻撃でした。走られてしまうと、投手はどうしても打者だけに集中できなくなる。自分もそうでしたが、後をついで投げる救援投手に対しても圧力を与えられる攻撃になったと思います」
この日の3盗塁を加え、中日のチーム盗塁数33は現在リーグ2位。与田さんは「盗塁の数はここ数年の課題でもあった。ことし大きく成長している一つが、この盗塁数だと思います」と評価する。
「分かりきったことではありますが、二塁に走者を進めるのと、一塁に走者を置いたままでは得点の確率も変わってくる。よく『あと1本が出なかった』という表現を使いますが、そう言われるのも得点圏に走者を進められているからこそ。走者を出せず、進めることができなかったら『あと1本…』と言われることもない。ことしのドラゴンズは『あと1本』というシーンが増えてきている。それだけ成長できているのだと選手は胸を張って、今後も努力を続けてほしいと思います」とエールを送った。
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