小浜の旧古河屋別邸 若狭塗箸ギャラリーに 

2020年8月21日 05時00分 (8月21日 09時44分更新)
若狭塗箸を紹介するカフェギャラリーなどに活用する旧古河屋別邸=小浜市北塩屋で

若狭塗箸を紹介するカフェギャラリーなどに活用する旧古河屋別邸=小浜市北塩屋で

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 市が改修利活用計画

 小浜市は、県指定文化財の旧古河屋別邸(同市北塩屋)を、若狭塗箸を紹介するカフェギャラリーなどに改修する利活用計画をまとめた。今秋着工し、来年中に一部をオープンさせる。
 江戸時代に北前船の船主として活躍した古河屋が、藩主を迎えるために整備した“迎賓館”で、書院や庭園を備えている。北海道松前の海産物を運び、古河屋の全盛期とされた一八一五(文化十二)年に、五代目の嘉太夫がぜいを尽くして建てたとされる。
 一九九八(平成十)年に県指定文化財となり、その後の日本遺産「鯖街道」や「北前船寄港地」を代表する文化財の一つとして位置付けられている。現在は市内の箸製造販売会社が所有している。
 利活用計画は、文化財の保存から活用を促す国の指導に基づいており、市、所有者、市民団体などが話し合いを重ねてきた。
 計画では、コーヒースタンドと軽食、若狭塗箸ギャラリーと土産物、貸事務所などに活用。地元の人たちと観光客が気軽に集える「みんなの別邸」を目指す。市の担当者は「県指定文化財を公開活用に向け整備するのは珍しい。先進的な取り組みにする」と話している。 (池上浩幸)

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