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あいちトリエンナーレから1年 表現の場は

2020年8月21日 05時00分 (8月21日 05時00分更新)
横浜市で7月から始まった国際芸術祭「ヨコハマトリエンナーレ2020」の会場風景=横浜市西区の横浜美術館で

横浜市で7月から始まった国際芸術祭「ヨコハマトリエンナーレ2020」の会場風景=横浜市西区の横浜美術館で

 物議を醸した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の開幕から1年がたった。次回開催に向けて名称変更が検討されるなど、企画展「表現の不自由展・その後」(不自由展)をめぐる騒動は、まだ尾を引いている。ほかの地域の芸術祭や作り手には、どんな影響を与えているのだろうか。関係者を取材した。 (宮崎正嗣)

■「ヨコハマ」開幕

 横浜市では先月、国際芸術祭「ヨコハマトリエンナーレ2020」が始まった。約三カ月の会期で「友情」や「ケア」、「毒」といった五つのキーワードを軸に、作品が並ぶ。開催前から、あいちトリエンナーレと並ぶ国内有数の規模の国際展として、昨年の騒動を受けた危機管理や対策にも、注目が集まっていた。
 「個人的には、今のところあいちトリエンナーレの騒動の影響を感じてはいない」と話すのは、名古屋芸術大(愛知県北名古屋市)准教授で横浜に出展する現代美術家の田村友一郎さん(42)。コロナ禍で報じられた豪華客船などを題材に、映像作品を準備中だ。
 田村さんは「どんな作品も、何らかの政治性を帯びているはずなので“炎上”する要素はある。ただ燃えやすさに差はあるのではないか」と一般的な傾向を指摘。その上で...

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