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どちらも北村拓が壁に…現役では松山に次ぐ“被弾連続回避”止まった橋本 狙われた不利カウントからの直球

2025年5月29日 08時40分

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ヤクルト―中日 7回裏、ヤクルト・北村拓にソロ本塁打を浴びた橋本=神宮で


◇渋谷真コラム・龍の背に乗って
◇28日 ヤクルト1-4中日(神宮)
 この試合、唯一の失点は、7回に橋本が打たれた本塁打だった。2死から北村拓に左翼席に運ばれた。今季14試合目での初失点。しかし、取材目的がそれだけではないことを、彼はすぐに察してくれた。
 「ホームランですよね? 最後に打たれたのは…。あ、丸さん。東京ドーム。スライダーでしたよね?」
 橋本の記憶はすべて正しい。前回の被弾は2022年8月23日の巨人・丸。そこから73試合、350人連続で回避してきた記録が、ついに止まった。
 被弾回避といえば、開幕から松山が話題になっていた。こちらはデビュー以来という付加価値があったが、422人目で止まったのが13日(豊橋)。何と北村拓の1号だった。
 「松山は何人目だったんですか? (現役ではそれに次ぐ記録だったと聞いて)ああ、悔しいなあ…。どっちも北村さんなんですよね」
 救いは松山は2点差、橋本は3点差からのソロ。どうでもいいとは言わないが、少なくとも勝敗には影響がなかった。とはいえ、彼らリリーバーの仕事場は、同点もあれば1点差もある。被弾回避力は大きな武器となる。「コース別のスイング率と長打ゾーンを、登板前に頭に入れる」という松山に対して、橋本はこう説明した。
 「不利カウントでどれだけ変化球で見逃しを、真っすぐでファウルを取れるか、ですね。有利カウントでは一発の確率は低いので。不利からどう(平行に)戻すかを考えます。きょうは悪いコースではなかったんですが、ファウルを取れなかったことですね」
 被弾したのは2ボール1ストライクからのストレート。まさに北村拓もその球を待っていたと明かした。
 「割り切って思い切っていくカウント。真っすぐが来るだろうなという思いもあったし、真っすぐを最近飛ばせていなかったので、ポイントを前にして打ってみました」
 松山が打たれたのもストレートだった。狙い球を仕留めた北村拓もあっぱれだが、橋本も打たれてなお、今季の右打者は1割2分1厘。頼もしい左腕である。

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