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快勝のカムニャック…今年のオークスは騎手、厩舎、血統という競馬の魅力を全て堪能できるレースだった

2025年5月27日 06時00分

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第86回オークスを制したカムニャック(手前)=25日、東京競馬場


◇中央競馬記者コラム「ターフビジョン」
 「注目の2歳牝馬?。キタサンブラックだよ」。昨年の5月末、友道師にデビュー前の2歳馬を取材した時に聞いた言葉だ。一瞬、キタサンブラック産駒と勘違いしたが、入厩予定馬の資料を見ると父ブラックタイド、母の父サクラバクシンオーの文字。「雰囲気があるし、すごくいい馬」と師がデビュー前から最大級の評価をしていた馬こそ、あの名馬と同じ血統構成のカムニャックだ。
 師の期待通り、カムニャックは昨年8月11日の新馬戦(中京芝2000メートル)から圧巻の走りを披露。後方から上がり3F33秒6で2着に3馬身半差。ラスト2Fのレースラップは10秒9―10秒9で、これは厩舎の先輩ワグネリアンが同じコースの新馬戦で勝った時のレースラップとほぼ同じ。この時点でG1級の能力を証明していた。
 ただ、アルテミスS、エルフィンSは距離不足に加えて体調が整わずに完敗。それでも「新馬戦の次にいい」状態でフローラSを勝つと、オークス前には「新馬戦よりもっといい」。G1級の素質馬を過去最高の出来で狙った舞台に送り出し、そして勝利する厩舎力はさすがと言うしかない。
 また、〝キタサン血統〟だけでなく、母系にはエルコンドルパサーやダンスパートナーの名前があり、いかにも東京で輝きそうな血統も胸をくすぐった。シュタルケの悲願のG1初制覇、トップステーブルの厩舎力、そして血統の面白さ。今年のオークスは騎手、厩舎、血統という競馬の魅力を全て堪能できるレースだったと思う。
(関俊彦)
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