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県内芸術文化育む場に 官民協働の団体始動  

2020年8月20日 05時00分 (8月20日 09時44分更新)
有志団体アーツ&コミュニティふくいの設立総会=福井市の歴博茶房ときめぐる、カフヱー。で

有志団体アーツ&コミュニティふくいの設立総会=福井市の歴博茶房ときめぐる、カフヱー。で

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 芸術文化を通して豊かな地域づくりを図ろうと、県内有志が「アーツ&コミュニティふくい」を設立した。美術、音楽、演劇などさまざまな芸術文化のアーティストや鑑賞者をつなぎ、福井の芸術文化を育み、分かち合う場を目指す。県民が芸術文化に親しみ、暮らしに身近なものになっていくよう、アーティストや鑑賞者に限らず、趣旨への共感者や興味がある人など幅広く会員を募る。 (堂下佳鈴)
 「福井って文化力弱いよね」。始まりは、県立歴史博物館(福井市)内にある「歴博茶房ときめぐる、カフヱー。」経営者、後藤ひろみさんの気づきだった。日常的に芸術や文化に触れる機会が少ないのではないか、との思いを共有する人たちで話し合いを重ね、団体設立にまでこぎつけた。
 同茶房で十八日夕に設立総会が開かれ、代表理事に美術家の浅野桃子さんが就いた。理事には、文化庁地域文化創生本部研究官の朝倉由希さん、編集者の斉藤理子さん、デザイナーの坂田守史さんが就任した。県交流文化部文化課が監事として参画し、官民協働で地域や社会における芸術文化の在り方を模索していく。
 コロナ禍で活動が制限される中での設立となったが、浅野さんは「今進むべきだと皆さんから力をもらった。たくさんの方と対話を重ねながら進めていきたい」と意気込みを話した。
 本年度は、県内で活動するアーティストや文化団体のイベント情報など、芸術文化に関する情報を総合的に集約し、発信するポータルサイトを立ち上げる。アーティストをサイトに登録することで、さまざまなニーズを持つ県内の店舗や企業とのマッチングを目指す。飲食店に作品を展示し、購入もできる「あーとふるダイニング」は十月ごろから開始する。若手アーティストを支援するほか、より生活に近い場で芸術に触れる機会を拡大していく。文化振興施策に関する勉強会の開催も予定している。
 入会方法は今後公表し、メールで問い合わせを受け付ける。(問)artsandcom.fukui@gmail.com

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