書類管理業務 外部委託へ 富山の5信金 コスト削減や省力化

2020年8月20日 05時00分 (8月20日 10時06分更新)
 富山県内の富山、氷見伏木、石動、にいかわ、新湊の五つの信用金庫が本人確認書類や伝票などの書類管理業務を外部委託する方針を固めた。県内信金が進める事務共同化構想の一環で、コスト削減や省力化で生まれた人員による顧客支援の強化につなげる。来年四月からの運用開始を目指す。
 関係者によると、当初は高岡と砺波を含めた県内全七信金の実務者レベルで協議していたが、二信金は費用対効果などを理由に外部委託への参加を見送った。五信金はそれぞれ北陸コンピュータ・サービス(富山市)と委託契約を結び、口座開設時に必要な本人確認や住所変更などの諸届け、口座振替の各書類や伝票を電子化して保存・管理してもらう。
 七信金では災害時に備えた事業継続計画(BCP)の観点から、各信金の顧客データなどを扱う情報系システムのサーバーを二〇一五年に県内のデータセンターに集約している。
 七信金が加盟する県信金協会長を務める富山信金の山地清理事長は、最終的には県内の信金が総務・事務部門を一つに集約する構想を掲げる。「共同化でコストを削減すれば本来の地域貢献が強化できる」と話す。
 信金の事務共同化は一四年に静岡県内の全十二信金(当時)が全国で初めて手形管理業務を外部委託した例がある。 (中平雄大)

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