WRCラリージャパン今年の開催を断念 11月に愛知、岐阜で予定も外国人の入国見通し立たず
2020年8月19日 16時36分
世界ラリー選手権(WRC)「ラリージャパン」の実行委員会は19日、11月に予定していた大会の開催を断念したと発表した。新型コロナウイルス感染防止の対策で、日本政府が外国人に対する入国制限をしており、国際自動車連盟、日本自動車連盟、興行を統括するWRCプロモーターと協議して決断した。
実行委員会は「関係者のほとんどがヨーロッパを拠点とする外国人です。ラリージャパン実行委員会では、今秋の大会実現に向けて、政府や関係省庁を含む多方面の調整を試みましたが、開催まで3か月に迫った現段階でも、11月に数百人規模の外国人選手や関係者を入国させられる見通しが全く立たないという結論となりました」とした。
日本でのWRC開催は北海道を舞台にして2010年まで計6回開催。今回は愛知、岐阜県を舞台にしたルートで設定し、11月19~22日に予定されていた。シリーズにはトヨタがワークス体制で参戦しており、地元での開催として注目を集めていた。
大会は複数年の開催契約を結んでおり、来年秋の開催は既に内定。仕切り直しをして再準備に入る。
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