【日本ダービー】競馬界の七不思議「青葉賞馬の不振」…今年のエネルジコは
2025年5月20日 06時00分
◇中央競馬記者コラム「ターフビジョン」
日本ダービーの特別登録馬が発表され、いよいよ競馬の祭典が間近に迫ってきた。生涯に一度の名誉あるレースとあって、各陣営は渾身(こんしん)の仕上げで晴れ舞台に臨む。宙に浮いていた皐月賞馬の鞍上や、有力騎手の騎乗馬も決まり予想の大筋は固まりつつある。
今年は本番への道筋も含め、いくつかの変更点があったことを少し触れておきたい。トライアルで優先権を取った馬の処遇は例年と変わらないが、それ以外の出走馬の決め方は、従来の収得賞金順ではなく「芝コースにおける中央競馬のオープン競走、1勝クラスおよびパートⅠに定める外国競馬の競走で獲得した収得賞金」と定められた。早くからダートで活躍した馬が急きょ矛先を変え、芝で行われるG1(桜花賞、皐月賞、NHKマイルC、オークス)への出走を制限するための措置とも言える。
競馬界の七不思議とも言われている青葉賞馬の不振も、開催時期が変わった今年こそと考えていた方も多いことだろう。これまでの中3週から中4週となったことで、出走する馬の負担は確実に減る。今年の勝ち馬エネルジコ(牡3歳、美浦・高柳端)は、上位人気も予想された1頭だが無念の出走断念。デビューから無傷の3連勝を飾るなど大器の片りんをのぞかせていただけに、苦渋の決断だったであろうことは想像に難くない。秋以降にさらなる活躍を見せ、今回の休養が英断であったことが証明されるはずだ。(冨本慶介)
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