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「ダヴィンチ」活用 胃がん手術可能に 厚生連高岡病院 「年内に10症例を」

2020年8月19日 05時00分 (8月19日 05時03分更新)
胃がんのモデル(模型)を使ったダヴィンチのシミュレーション=高岡市の厚生連高岡病院で

胃がんのモデル(模型)を使ったダヴィンチのシミュレーション=高岡市の厚生連高岡病院で


 厚生連高岡病院(高岡市)は今月下旬から、最新鋭の内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った胃がん手術を始める。県内でダヴィンチを胃がん手術に取り入れる病院は県立中央、砺波総合に続く三カ所目。
 ダヴィンチは医師が3Dモニター画面を見ながら四本のロボットアームを遠隔操作する。一〜二センチの小さい切開部から可動域の広い関節アームを挿入し、高度な内視鏡下手術が可能。切開部の傷が小さく、合併症などに対する安全性が高いとされ、患者の負担が軽減される。
 厚生連高岡病院は昨年八月末に導入。前立腺、直腸、腎臓のがんの手術で積極的に件数を増やしており、胃がんにも広げる。外科の原拓央(たくお)診療部長は(52)は「年内に胃がんの手術を十症例実施し、保険適用できる形にしたい。年間百例ぐらいの胃がんの手術のうち三割はダヴィンチでできると思う」と話す。
 ダヴィンチを使った手術数は十七日現在、前立腺がん五十一、直腸がん四十五、腎臓がん九の計百五。北陸三県で直腸がんはトップで、前立腺がんも上位。消化器外科の小竹優範(まさのり)診療部長は北陸で初めて、直腸がんのダヴィンチ手術プロクター(指導医)の認定を学会に申請している。
 病院は今後、膀胱(ぼうこう)がんへの活用も計画している。 (武田寛史)

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