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磯釣りの必須装備をおさらい 何よりも安全第一!面倒がらず万全に

2020年8月18日 05時00分

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城ケ島の通称「四畳半」の南にある、猪の子島という離れ島との間で竿を出す筆者。ゴツゴツした断層がワイルドだ

城ケ島の通称「四畳半」の南にある、猪の子島という離れ島との間で竿を出す筆者。ゴツゴツした断層がワイルドだ

 夏磯というと、イサキや青物狙い。でも、総じて上物狙いの釣り師にとってはオフシーズンだ。しかし、この季節、意外と磯での事故が多い。軽装で不慣れな人たちが犠牲になりがちだ。後悔先に立たず。あらためて磯釣りの必須装備をここでおさらいしてみたい。 (東京新聞記者・田原牧)
 炎天下の磯周り。バーベキューの準備に忙しい半袖短パン姿の若者らや家族連れでにぎわう。その間を長袖に長ズボン、ブーツ姿という「暑苦しい」格好の釣り師らが先端へと向かっていく。
 でも、釣り師らもだてや酔狂であんな重装備をしているのではない。全ては命を守るためなのだ。磯で竿を出すためには最低限、どんな装備が必要なのだろうか。

◆グローブ 転ばず先の“手袋”!怪我や寒さから守る

 磯場は岩のみならず、そこに付着している貝など鋭い凶器であふれている。それらから手を守るためにグローブ(手袋)は必需品。冬は防寒の意味でもぜひものだ。
 私は磯に入る手前で装着する。というのも、以前に磯場を歩いていて岩場でつまずき、ついた手のひらを岩の角で切った経験があるからだ。地磯で崖を下るような場合には、草木やロープをつかむ際にも助かる。
 グローブには親指、人さし指、中指だけが出る三本切り、全ての指が出る五本切りなどがある。どちらを選ぶかは季節にもよるし、これは好み。ロッドを持つ際の滑り止めの効果もある。

◆ライフジャケット 船釣り用膨張式はダメ ゴツい浮力材入り

 荷物がかさばるし「海に落ちるなんてありえない」と過信し、ないがしろにしがちなのがライフジャケットだ。だが、落水の不運は突然やってくる。落ちてからあわてても遅いのだ。かくいう私も冬の城ケ島で突然のヨタ波に襲われ、その引き波に耐えきれずに海に落ちたことがあった。ただ、ライフジャケットを装着していたおかげでパニクらず、自力ではい上がり奇跡の生還となった。
 その際、痛感したのは磯では船釣りに使うような膨張式はダメなこと。波でゴツゴツした岩に押しつけられかねず、パンクしかねない。ゴツい浮力材入りなら身を守ってくれる。加えて、ジャケットにある数多くのポケットは小物の収納にも欠かせない。

◆磯靴 足元肝心!傾斜面多い地磯ならスパイクのブーツタイプ◎

 三浦半島・城ケ島の磯へ初めて釣りに出掛けたとき、足元はただの長靴だった。早速、岩場で滑って荷物ごと潮だまりにボッチャン。長靴に手ぬぐいを巻き付けてはみたものの、気休めだった。なめていたのだ。
 初心者はついつい竿やリールに目がいきがちだが、まずは足元が肝心。足元の不備は命取りになりかねない。足場が高ければ、なおさらだ。磯足袋を使う人もいたが、いまは磯靴が主流。長いブーツか短いシューズか、底にピンの付いたスパイクかフェルトが張ってあるものか、その混合かなど、いくつか選択肢がある。底を交換できるタイプもある。どれがベストかは釣り場によるが、傾斜面の多い地磯を歩くのならスパイクのブーツタイプがお薦めだ。

◆忘れたらたいへんグッズ

 冬は防寒、夏も直射日光を避けるために帽子は必須。それと夏でも、ヤブ蚊などの害虫対策のために素肌を出さない服装と虫の忌避剤はマストといえる。私の場合、三浦あたりで被害の多い悪名高きイソヌカカ対策には既製品の忌避剤に加え、手製のハッカ油を持参していく。汗をかくので、こまめに塗布したい。
 日没後も釣りをするなら、ヘッドライト(故障を想定して予備も)は不可欠だ。明かり抜きに磯を歩くのは無理。バッテリーもけちらず、新品を用意したい。ちなみに私は伊豆大島での夜釣りでは、ライトとバッテリー部分が分離したものを使うので、その固定と安全対策を兼ねてヘルメットをかぶっている。
 毒魚対策には魚バサミも携行したい。こちらが望まなくてもハオコゼ、アイゴ、ゴンズイ、エイと迷惑なゲストがしばしば訪れる。安全に仕掛けを外すのに必要だ。
 さらにちょっとした切り傷用には消毒液やばんそうこうがあると心強い。

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