かつて報奨金の約2190万円をフィリピン協会にポン!! 初優勝の笹生優花は“おとこ気”あふれる新星だった

2020年8月16日 21時36分

このエントリーをはてなブックマークに追加
通算16アンダーで初優勝を果たした笹生優花=軽井沢72で(代表撮影)

通算16アンダーで初優勝を果たした笹生優花=軽井沢72で(代表撮影)

  • 通算16アンダーで初優勝を果たした笹生優花=軽井沢72で(代表撮影)

◇16日 女子ゴルフ・NEC軽井沢72最終日(長野・軽井沢72G北C)

 日本ツアープロデビュー2戦目の笹生優花(19)=ICTSI=が1打差3位から出て1イーグル、7バーディー、ノーボギーのコースレコードタイ63をマーク。通算16アンダー、逆転で2位に4打差をつけて初優勝を飾った。21世紀生まれの選手の優勝は初。日本人の父とフィリピン人の母を持ち、現在は両国の国籍を所持。「来年の東京五輪はフィリピン代表として出場して、その後日本国籍を選択したい」という世界規格の超大型新人が躍り出た。

「番記者ちょっといい話」

 笹生のプロ初優勝は、日本だけではなく、フィリピンやアジア全域のゴルフ関係者の間に、大変な興奮を巻き起こしていた。IGF(世界ゴルフ連盟)理事の平山伸子さんによると「アジア太平洋ゴルフ連盟の加盟国女子役員間では、優勝の一報が流れた直後からすごい勢いでメールが飛び交って、もう大盛り上がりです」とのこと。アマチュア時代から同役員さんたちの間では「ユウカはすごい!」「ユウカは大物よ」と、かなりの“推しメン”だったらしい。
 平山さんの笹生評は、「まっすぐひたむき。そういうイメージですね。どんな時も好感の持てるゴルファー」。そういえば、2018年のアジア大会でフィリピン代表として優勝した際のこと。同国女子選手として初の金メダルだったことから政府が1000万ペソ(約2190万円)の報奨金が出ることになったが、笹生は「アマチュア資格がなくなるし、お金をもらおうなんて思っていなかったから、チームメートとも相談して…」全額をフィリピンゴルフ協会に譲った、と聞いた。そのお金は同国のナショナルチームやジュニア育成のために使われることになったという。
 豪快で魅力的なのは、ゴルフだけではないようだ。(月橋文美)

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ