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東京五輪の救世主となるか エール大「安価、迅速、安全」の新たな唾液検査をNBAの協力で開発 米FDAが緊急承認

2020年8月16日 15時05分

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NBAの協力によりコロナウイルスの新たな唾液検査を開発したエール大学(AP)

NBAの協力によりコロナウイルスの新たな唾液検査を開発したエール大学(AP)

 東京五輪の救世主となるだろうか。米国の食品医薬品局(FDA)は14日、エール大学が米プロバスケットNBAの協力により開発した新型コロナウイルスの唾液検査「サリバ・ディレクト(SD)」を緊急承認した。15日の米複数メディアが報じた。
 SDの売りは「安価・迅速・安全」。現在の唾液検査の費用は60~150ドル(約6400~1万6000円)だが、SDならば10~20ドル(1070~2140円)に抑えられるという。検査結果の判明までに要する時間も従来の24~48時間から、SDは最短で2時間、どんなに遅くとも24時間以内に短縮される。また、専用の器具などを用いる必要はなく、採取者の感染リスクも大幅に減少できる。
 また、同大学はこの検査を商用目的にはせず、詳細と手順をオープンソースにする意向のため、あらゆる医療、研究機関がこれを参照できる。NBAと選手会は7月からフロリダ州で集中開催するシーズン再開に向け、SD研究開発への50万ドル(約5350万円)以上の資金を提供し、検査実施に協力。SDと鼻腔(びくう)検査の併用により、検査確度の高さを確認できたという。集中開催前の6月23~7月2日は25選手の陽性反応が伝えられたが、340選手が定期的にSD検査を受けた結果、それ以降の感染者はゼロだった。
 来夏に延期された東京五輪・パラリンピックを含め、今後のスポーツ開催のカギはより進んだ検査方法の確立だとされる中、SDがブレークスルーとなるか注目される。

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