九谷焼に新しい風 能美の若手作家 フィギュア展示

2020年8月15日 05時00分 (8月15日 10時46分更新)
九谷焼の若手作家らが絵付けしたウルトラマンなどのフィギュア作品=能美市泉台町で

 

九谷焼の若手作家らが絵付けしたウルトラマンなどのフィギュア作品=能美市泉台町で  

  • 九谷焼の若手作家らが絵付けしたウルトラマンなどのフィギュア作品=能美市泉台町で

 

 能美市泉台町の九谷焼美術館職人工房で、市内在住の九谷焼の若手作家十四人が絵付けしたウルトラマンシリーズなどのフィギュア十四点を展示している。観覧無料、二十三日まで。
 フィギュアはウルトラマン、バルタン星人、快獣ブースカの三種類で、キャラクターを管理する円谷プロダクションが造形を担当。素焼きした大きさ十センチの白地の人形に、作家たちが思い思いの絵付けを施した。
 作家歴三年の西野美香さんは黒を基調に、「九谷五彩」の紫と白の点描で快獣ブースカに絵付け。「最後は金彩も使って、ちょっとゴージャスにかわいくしてみた」と語る。
 作家歴六年の吉田純鼓(じゅんこ)さんは「赤絵細描」の技法を用いて、ウルトラマンに絵付け。目と頭頂部には、縁起の良い七宝の文様を描いた。「フィギュアが思ったよりも立体的で、絵の具が手に付かないようにするのに苦労した」と語る。
 作家歴二十年の相川志保さんは「デコ盛」の加飾技法を用いて、快獣ブースカの体にバラの花を描いた。「これまでお世話になった人たちへの感謝と、全ての経験が輝くようにとの思いを込めた」と語る。
 三人は「九谷焼には多彩な表現方法がある。同じフィギュアでも、作家によってこれだけ作風に違いが出ることを知ってもらえたらいい」と口をそろえる。 (平井剛)

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