光まっすぐ超小型照明 「ホロライト・マイクロ」

2020年8月15日 05時00分 (8月15日 05時01分更新)
標準サイズのホロライト(右)に比べて大幅に小型化したホロライト・マイクロ(左)=浜松市東区で

標準サイズのホロライト(右)に比べて大幅に小型化したホロライト・マイクロ(左)=浜松市東区で

  • 標準サイズのホロライト(右)に比べて大幅に小型化したホロライト・マイクロ(左)=浜松市東区で
 光学機器製造のパイフォトニクス(浜松市東区)が、指向性の高い発光ダイオード(LED)照明装置の新製品「ホロライト・マイクロ」を開発した。標準サイズの「ホロライト」に比べて体積は十分の一、重さは五分の一に抑え、設置の自由度を高めた。展示会やイベントの演出をはじめ幅広い分野に提案する。 (久下悠一郎)
 光源部の性能を高めて消費電力を減らし、発熱も抑えることで小型化に成功した。発光面は三・五センチ四方で、奥行きは一〇・四センチ。重さは百グラム。光の広がりが太陽光よりも小さく、ひずみの少ない平行な光を照射することができるという。
 光を使った芸術表現を手掛ける松尾高弘さんが九月六日まで東京・銀座で開催中の展示会に採用された。滴り落ちる水に光を当てることで、無数の光の線が滝のように降り注ぐ幻想的な演出に一役買っている。
 価格は三万六千三百円。五台から注文を受ける。
 同社は二〇〇八年のホロライト開発以来、さまざまな色や形状の光を照射する装置を発表。厳格な品質管理が求められる自動車の表面の微細な傷を調べたり、工場での事故を防ぐための警告サインを床に映し出したりと、国内外の製造現場に導入が進んでいる。
 池田貴裕社長は小型化について「博物館や美術館で展示物を効果的に照らし、レストランの雰囲気作りにも役立つ」と強調。演出用にとどまらず「説明したい位置を遠くからピンポイントで明示する用途にも使える」と売り込む。

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