愛知に“市船イズム”を!東邦高&愛知東邦大の総監督に就任の石渡靖之さん「頑張れ」「走れ」だけの指導はしない!

2020年8月15日 06時00分

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愛知東邦大と東邦高を指導する石渡総監督

愛知東邦大と東邦高を指導する石渡総監督

  • 愛知東邦大と東邦高を指導する石渡総監督
 高校サッカーの名門・市船橋(千葉)の元監督・石渡(いしわた)靖之さん(61)が、今春から東邦高と愛知東邦大の総監督に就任し、改革に取り組んでいる。全国高校総体3度優勝などの実績のほか、数多くのJリーガーを育成した手腕で、両校、そして、愛知県サッカー界に“市船イズム”を注入する。
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 常勝軍団を率いた経験を、新天地で惜しみなく注ぐ。石渡さんは、2003年から8年間、市船橋の監督を務め、全国優勝も経験。教え子には、昨季までグランパスでプレーした和泉竜司(鹿島)、馬渡和彰(湘南)らが名を連ねる。
 監督退任後は、同校の校長などを歴任。昨年度限りで退職するタイミングで学校法人・東邦学園から「高校、大学トータルの育成を強化してほしい」と、総監督の打診を受け快諾。単身赴任で、新たな仕事に取り組む。
 東邦高は18年にも全国高校選手権に出場した愛知県の強豪の一つ。ただ全国では03年の高校総体ベスト4が最高で、初戦敗退も多かった。近年は中学年代の有望選手が県外へ進学する例も目立ち、「東邦を起爆剤に、愛知県全体の底上げにつながれば」と語る。
 攻守に組織的な戦いを得意とする市船橋を率いた経験から、現場では主に守備戦術を指導する。「頑張れ」「走れ」「声出せ」ではなく、「なぜそうするか?」を丁寧に教えるのが石渡流。「きちんと理解することが、選手としてのレベルアップの第一歩になる」と、声かけ一つにもこだわっている。
 今季はコロナ禍で各大会が中止となったが、再開後は大学、高校を行き来してほぼ毎日指導を行う。「市船橋との対戦は目標ですが、まず土俵に上がらないと相撲は取れませんからね」。炎天下のグラウンドで、勝負師の目を輝かせている。
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 ▼石渡靖之(いしわた・やすゆき) 1959(昭和34)年6月1日生まれ、千葉市出身の61歳。95年から市船橋高サッカー部の部長を務め、現J2松本の布監督をサポート。2003~10年は監督として高校総体で優勝3度(07、08、10年)、全国選手権で準優勝1度(04年度)。昨年まで2年間、同校の校長を務めた。

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