腹の病気にならない 願い込め「梅之湯祭」 磐田の矢奈比売神社

2020年8月14日 05時00分 (8月14日 05時03分更新)
釜からさゆをくむ青木真一さん=磐田市の矢奈比売神社で

釜からさゆをくむ青木真一さん=磐田市の矢奈比売神社で

  • 釜からさゆをくむ青木真一さん=磐田市の矢奈比売神社で
 さゆを飲み、おなかの病気にならないことを願う「梅之湯祭」が十三日、磐田市の矢奈比売神社であった。「宮使い」と呼ばれる地元の人が早朝から、梅の模様がある釜をかまどにかけてまきで湯を沸かし、やかんに移して参拝客に振る舞った。
 江戸時代の中期ごろの陰暦七月十三日夜、一人の旅人が神社の近くを通り掛かったところ急な腹痛に見舞われたが、神社の方を向いて神に祈ったところ、痛みが和らいだという故事が残る。旅人は神社に立ち寄り、さゆを一杯いただくと痛みもすっかり治まり、以来、この梅之湯を飲むと一年間、腹の病気をしなくてすむといわれるようになった。
 宮使いの親方の青木真一さん(72)は「水筒に入れて持ち帰り、家族で飲む人もいます」と話す。夜には拝殿で神事があり、暗闇の中、さかきをささげる代わりにろうそくをともして身体健全を祈る。 (宮沢輝明)

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