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新発見の秘仏に疫病退散を祈る 設楽・長江神社の牛頭天王像

2020年8月14日 05時00分 (8月14日 05時00分更新)
 設楽町長江の長江神社で十一日、本殿の改修完了に合わせ、昨年十一月に発見されたばかりの秘仏、牛頭天王(ごずてんのう)像がお披露目された。集まった氏子たちは、真言を唱え、疫病退散の御利益があるとされる牛頭天王像に新型コロナウイルス感染症の収束を願った。
 牛頭天王像は改修工事で出てきた木箱の中から見つかった。木製で高さ五十センチ。肌は赤色に塗られ、頭髪の間から牛の頭が顔をのぞかせる。
 像の裏に墨の文字が残っているが読み取れず、制作時期は不明。織田家の家紋が施されているが、その関わりや由緒も分かっていない。
 長江神社は江戸時代まで牛頭天王社と呼ばれた。一八七三(明治六)年、明治政府の神仏分離令を受けて、祭神を仏教色の強い牛頭天王から素戔嗚尊(すさのおのみこと)に変更し、現在の名称に改称された。
 氏子総代長の原田忠さん(73)は「近隣の町村では牛頭天王像を川に流したと聞いている。神仏分離令の際、人の目に触れぬようしまい、そのまま忘れ去られたのだろう」と推測する。
 十一日は、改修工事の仕上げとなる天井の板絵の張り替え。集まった氏子らが、長江出身の絵師原田秀生さん(66)=京都市=が月下美人やスイ...

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