斎王選ぶ儀式掘り下げる 斎宮歴史博物館で企画展

2020年8月13日 05時00分 (8月13日 12時39分更新) 会員限定
斎王を選ぶ儀式を紹介する絵巻やパネルが並ぶ会場=明和町の県立斎宮歴史博物館で

斎王を選ぶ儀式を紹介する絵巻やパネルが並ぶ会場=明和町の県立斎宮歴史博物館で

  • 斎王を選ぶ儀式を紹介する絵巻やパネルが並ぶ会場=明和町の県立斎宮歴史博物館で
  • 斎宮女御が斎王に選ばれた経緯や関連する美術品を紹介するコーナー=明和町の県立斎宮歴史博物館で
 かつて天皇に代わって伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王」が、どう選ばれたのかを紹介する企画展「斎王を選ぶ」が、明和町の県立斎宮歴史博物館で開かれている。テーマごとの常設展示を、より詳しく説明している。学芸員の松田茜さん(25)は「普段は紹介できないことを、さまざまな角度から掘り下げている」と来場を呼び掛けている。 (望月海希)
 斎王は天皇が代替わりした時や、斎王自身の身内に不幸があった時にその都度、内親王や天皇の姉妹などの中から選び直された。カメの甲羅を焼き、そのひびの形で吉凶をうらなう儀式「卜定(ぼくじょう)」によって、その皇女が斎王に適するか否かが判断されたという。
 企画展では、儀式の内容を取り決めた平安時代の法令を記した「延喜式」(江戸時代)や、儀式をつかさどった官人が斎王の名を紙に書いたとされるすずりや、封をするのに使った小刀が描かれた絵巻「類聚雑要抄図巻(るいじゅうざつようしょうずかん) 巻四」(同)など三十三点が並ぶ。官人や占いに関わった神祇(じんぎ)官など、儀式に参加した人物が斎王を選んでいく様子を、図解で分かりやすく紹介したパネルもある。
 歴史上、六十人余いたといわれる...

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