<もう一つの東濃の名所>(2) 恵那の串原七つの滝 山間の清涼感

2020年8月13日 05時00分 (8月13日 12時21分更新) 会員限定
「串原七つの滝」の案内チラシ=恵那市串原のくしはら温泉ささゆりの湯マレットハウスで

「串原七つの滝」の案内チラシ=恵那市串原のくしはら温泉ささゆりの湯マレットハウスで

  • 「串原七つの滝」の案内チラシ=恵那市串原のくしはら温泉ささゆりの湯マレットハウスで
  • 清涼感が漂う「来若の滝」=恵那市串原で
 恵那市串原で時折見掛ける紫色ののぼり旗。白い文字で「串原七つの滝」と記されている。二〇一一年、地元の主な滝七本を選び、このうち呼び名がなかった三本の名称を公募して決定。新たな観光名所として売り出してきた。のどかな自然に包まれた山村の中、ひときわ清涼感と開放感、そして秘境感に満ちた空間が広がる。
 串原を代表する観光施設「くしはら温泉ささゆりの湯」から車で北へ五分余。林道脇ではためく「串原七つの滝」の旗を目印に車を降りると、「来若(くじゃく)の滝 120メートル けもの道」の看板に気付く。「けもの道」の四文字に一瞬身構えた後、看板の矢印に従って森の中を進む。
 四方を緑に囲まれた険しい下り坂を慎重に歩くこと五分弱。突然開けた視界の先に「来若の滝」が現れた。折り重なった岩場から無数の白い糸のように流れ落ちる水。淡い木漏れ日を浴びながら、静かな瀬音とともに下流の高波川へ吸い込まれていく。「水の流れがクジャクの後ろ姿に似ている」という命名の理由に説得力を感じる。
 「地元でも実際には見たことがないという人が多くて、もったいない気分」と苦笑するのは、地元の三宅明さん(80)。市観光協会串原支部長時代...

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