500日間交わした絵手紙 越前市小畑さん、山本さん展示会
2020年8月13日 05時00分 (8月13日 09時56分更新)
越前市の女性二人が交わした絵手紙の展示会が、越前市余川町の万葉菊花園で開かれている。二人は昨年二月から五百日間にわたり毎日、絵手紙を送り合って交流を続け、計千枚に到達。区切りを迎え、絵手紙の面白さや楽しさを伝えようと開いた。会場には野菜や植物、何げない日常を題材に描くなど、温かみのある作品が並ぶ。二十三日まで。
女性は小畑洋子さん(69)と山本まち子さん(66)で、ともに絵手紙教室の講師を務める。二月三日の「絵手紙の日」から絵手紙を一年間送るという日本絵手紙協会の企画がきっかけで、交流を始めた。二〇一九年二月から一年間の目標は達成したが、区切りのいい五百日までを目指し、今年六月中旬まで続けた。
会場では一九年二月から今年六月までの月ごとに一人十枚ずつを選び、季節感のある作品など計三百四十枚を掲示。残りの絵手紙もファイルにまとめて見られるようにした。
新型コロナウイルスを題材にした作品もあり、マスク購入券を描き「届きました交換は一箱」との文章を添えたり、マスクをしている姿を描いたりしている。二人は展示をきっかけに「絵手紙に興味をもってもらえたら」と話している。入場無料。会期中は十七日が休館。 (中場賢一)
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