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大関・大の里、「落ち着いて動けた」足から前への意識で天敵・阿炎を冷静に寄り切りトップタイ1敗守る【大相撲春場所】

2025年3月17日 20時27分

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◇17日 大相撲春場所9日目(エディオンアリーナ大阪)
 跳ねるような土俵際に、足を前に運ぶ基礎を徹底する意識がにじんだ。大の里(二所ノ関)が、昨年秋場所から3連敗していた阿炎を右差しから寄り切り、新入幕から8場所連続、大関として自己最速の9日目での勝ち越し。トップタイの1敗を守って、勝ち名乗りを受けた。

大の里(右)は果敢に攻め、寄り切りで阿炎を下す


 天敵との直近3場所は、立ち合いの喉輪で上体を起こされて出足が止まり、上体だけ突っ込むのが負けパターンだった。張り手を食らっても、冷静に足から前へ。相手が土俵を割るのを確認した後、土俵下に着地した大の里。「落ち着いて動けた。良かったと思います」とうなずいた。
 力士として春場所を迎えるのはまだ2年目だが、思い出は多い。立ち位置を知る場になってきた。小学校の卒業式直後、初めて本場所を観戦。場所入りする力士の写真を撮りまくった。一人のファンだった。
 2年前は個人タイトル13冠の日体大4年。夏場所の初土俵を前に、スーツ姿で宿舎を見学してあいさつ周りした。まだ中村泰輝。「緊張しましたね」と振り返っていた。昨年はいきなり幕内で大阪に初見参した。ざんばら姿での優勝を逃した悔しさが、翌夏場所の初優勝につながった。
 八角理事長(元横綱北勝海)は、一番を「優勝するときってこんなもんでしょ。本人は合口が悪いと思ってるか分からないけど」と講評。優勝争いの本命と明言した。
 10日目は高安との1敗対決。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の弟弟子で、初土俵前に胸を借りた。初顔合わせの昨年夏場所は、圧力に耐えかねて引いて押し出された。「人のことを気にするより、自分のことに精いっぱい、集中して頑張る」。無心でぶつかって恩返し。そして、単独の先頭に立つ。
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